ドリレオ

接続詞と前置詞の違いがわかる!紛らわしいペアを整理して完全攻略【初心者向け】

はじめに:接続詞と前置詞って何が違うの?

英文法の問題を解いていると、こんな場面に出くわしませんか?

「because と because of ってどっちを使うの?」 「although と despite って何が違うの?」

こういった問題で間違えてしまう原因は、接続詞と前置詞の役割を正しく理解していないことにあります。

じつは、見分け方はとてもシンプルです。

  • 接続詞文(S+V)をつなぐ
  • 前置詞名詞の前に置く

たったこれだけです。この2つの違いさえ押さえれば、紛らわしいペアの問題はほぼ確実に正解できます。

この記事では、接続詞と前置詞のキホンから、入試で狙われる紛らわしいペアの使い分けまで、例文たっぷりでゼロから解説していきます。


1. 接続詞の基本

接続詞とは、文と文、語と語、句と句をつなぐはたらきをする品詞です。大きく分けると2種類あります。

等位接続詞(対等につなぐ)

等位接続詞は、文法的に対等な要素どうしをつなぐ接続詞です。代表的なものは4つ。

接続詞

意味

例文

and

そして、〜と

I like tea and coffee.

but

しかし

He is young, but he is wise.

or

または

Do you want tea or coffee?

so

だから

It was cold, so I wore a coat.

等位接続詞のポイントは、前後に同じ形が来ること。名詞 and 名詞、文 but 文、というように対等な要素を結びます。

従位接続詞(主従の関係でつなぐ)

従位接続詞は、「理由」「条件」「時」「譲歩」などの意味を加えて、文(S+V)を導く接続詞です。入試で圧倒的に出題されるのはこちらです。

接続詞

意味

例文

because

なぜなら〜だから

I stayed home because it was raining.

if

もし〜なら

If you are free, let's go out.

when

〜のとき

I was happy when I heard the news.

although

〜だけれども

Although he studied hard, he failed the test.

while

〜する間に

I fell asleep while I was reading a book.

before

〜する前に

Wash your hands before you eat.

after

〜したあとに

I went home after the class ended.

until

〜するまで

Wait here until I come back.

最も大事なポイント:従位接続詞のうしろには必ず S+V(主語+動詞)が来る。

Because it was raining, I stayed home. (接続詞 because のうしろに S+V がある)

これが前置詞との最大の違いです。しっかり頭に入れておきましょう。


2. 前置詞の基本

前置詞とは、名詞(または名詞のかたまり)の前に置いて、場所・時・理由・手段などの意味を表す品詞です。英語では preposition(pre=前に、position=置く)と言います。

前置詞のうしろに来るもの

前置詞のうしろに来るのは、**名詞・代名詞・動名詞(-ing)**です。文(S+V)は来ません。

前置詞

意味

例文

in

〜の中に

She lives in Tokyo.

on

〜の上に

The book is on the desk.

at

〜で

I arrived at the station.

for

〜のために

This gift is for you.

with

〜と一緒に

I went there with my friend.

during

〜の間

I slept during the class.(名詞)

despite

〜にもかかわらず

He went out despite the rain.(名詞)

because of

〜のせいで

We canceled the trip because of the typhoon.(名詞)

最も大事なポイント:前置詞のうしろには名詞(名詞相当語句)が来る。S+V は来ない。

Because of the rain, I stayed home. (前置詞 because of のうしろに名詞 the rain がある)

動名詞(-ing)も名詞あつかい

前置詞のうしろに動詞を置きたいときは、**動名詞(-ing形)**にします。

I am interested in learning English. (前置詞 in のうしろに動名詞 learning)

Thank you for helping me. (前置詞 for のうしろに動名詞 helping)


3. 紛らわしいペア① because vs because of

ここからが本題です。入試で本当によく出る「接続詞と前置詞の紛らわしいペア」を見ていきましょう。

because(接続詞)→ うしろに S+V

Because he was sick, he didn't come to school. (彼は病気だったので、学校に来なかった。)

because of(前置詞)→ うしろに名詞

Because of his illness, he didn't come to school. (彼の病気のせいで、学校に来なかった。)

見分け方のコツ

because(接続詞)

because of(前置詞)

うしろに来るもの

S+V(文)

名詞

because he was sick

because of his illness

覚え方

「becauseの後は

「because of の後は名詞

同じ「理由」を表していますが、文法的な構造がまったく違います。空所問題では、うしろの形を見れば一発で判断できます

もう1つ例文を見てみましょう

I couldn't sleep because the music was too loud. (音楽がうるさすぎて眠れなかった。)

I couldn't sleep because of the loud music. (うるさい音楽のせいで眠れなかった。)

うしろが S+V なら because、名詞なら because of。これだけです。


4. 紛らわしいペア② although vs despite / in spite of

「〜にもかかわらず」という譲歩の意味を表すペアも頻出です。

although(接続詞)→ うしろに S+V

Although it was raining, we went to the park. (雨が降っていたにもかかわらず、私たちは公園に行った。)

though も同じ使い方です(although のほうがフォーマル)。

Though he is young, he is very mature. (若いけれども、彼はとても大人びている。)

despite / in spite of(前置詞)→ うしろに名詞

Despite the rain, we went to the park. (雨にもかかわらず、私たちは公園に行った。)

In spite of the rain, we went to the park. (雨にもかかわらず、私たちは公園に行った。)

despite と in spite of は意味も使い方もまったく同じです。

見分け方のコツ

although / though(接続詞)

despite / in spite of(前置詞)

うしろに来るもの

S+V(文)

名詞

although it was raining

despite the rain

よくある間違い

Despite he was tired, he kept working. ← これはNG!

despite は前置詞なので、うしろに S+V を置けません。正しくは次のどちらかです。

Although he was tired, he kept working. (接続詞 although を使う) Despite his tiredness, he kept working. (名詞 his tiredness を使う) Despite being tired, he kept working. (動名詞 being tired を使う)

「despite のうしろに S+V を書いてしまう」のは、入試でも最もよくあるミスです。


5. 紛らわしいペア③ during vs while

「〜の間」を表すペアも要注意です。

during(前置詞)→ うしろに名詞

I fell asleep during the movie. (映画の間に寝てしまった。)

We stayed indoors during the summer vacation. (夏休みの間、室内にいた。)

while(接続詞)→ うしろに S+V

I fell asleep while I was watching the movie. (映画を見ている間に寝てしまった。)

While I was studying, my brother was playing games. (私が勉強している間、弟はゲームをしていた。)

見分け方のコツ

during(前置詞)

while(接続詞)

うしろに来るもの

名詞

S+V(文)

during the movie

while I was watching the movie

同じ状況を言い換えてみよう

He called me during lunch.(名詞) He called me while I was having lunch.(S+V)

during のうしろに S+V は置けません。while のうしろに名詞だけを置くこともできません。うしろの形を確認する習慣をつけましょう。


6. その他の頻出ペア

ここまでの3ペアに加えて、入試でときどき出題されるペアもまとめて覚えておきましょう。

by the time(接続詞) vs by(前置詞)

by the time(接続詞)

by(前置詞)

意味

〜するまでに

〜までに

うしろ

S+V

名詞

By the time you arrive, I will have finished dinner. (あなたが着くまでに、夕食を終えているだろう。)

Please finish this by Friday. (金曜日までにこれを終わらせてください。)

in case(接続詞) vs in case of(前置詞)

in case(接続詞)

in case of(前置詞)

意味

〜する場合に備えて

〜の場合に

うしろ

S+V

名詞

Take an umbrella in case it rains. (雨が降る場合に備えて傘を持っていきなさい。)

In case of fire, use the stairs. (火事の場合は階段を使ってください。)

so that(接続詞) vs so as to(不定詞を導く表現)

so that(接続詞)

so as to + 動詞の原形

意味

〜するために

〜するために

うしろ

S + can/will + V

動詞の原形

I left early so that I could catch the first train. (始発電車に乗れるように早く出た。)

I left early so as to catch the first train. (始発電車に乗るために早く出た。)

so that のうしろには S+V(ふつう can, will, may などの助動詞を伴う)が来ます。so as to のうしろには動詞の原形が来ます。意味はほぼ同じですが、文法構造が異なるので空所問題では区別が必要です。


7. 入試でよく出る!接続詞・前置詞の見分け方

ここまでの内容をまとめると、空所問題の解き方は次のようになります。

チェックポイント

  1. 空所のうしろを見る
  2. S+V(主語+動詞)がある → 接続詞を選ぶ
  3. 名詞・動名詞がある → 前置詞を選ぶ
  4. 選択肢のペア(because / because of など)に注目する

この手順さえ守れば、接続詞と前置詞の問題は機械的に解けます。うしろの形を見る、これがすべてです。

練習問題

実際に入試形式の問題を解いてみましょう。

Q1. _____ the heavy rain, the soccer game was canceled.

(A)Although (B)Despite (C)Because (D)While

Q2. She passed the exam _____ she studied very hard.

(A)because of (B)during (C)because (D)despite

Q3. _____ the meeting, please turn off your phone.

(A)While (B)During (C)Although (D)Because


解答と解説

Q1. 正解:(B)Despite

空所のうしろは the heavy rain(名詞)。名詞の前に置けるのは前置詞です。選択肢の中で前置詞は(B)Despite だけ。(A)Although と(D)While は接続詞なのでうしろに S+V が必要。(C)Because も接続詞。「大雨にもかかわらず、サッカーの試合は中止になった。」

Q2. 正解:(C)because

空所のうしろは she studied very hard(S+V)。文が来ているので接続詞を選びます。(C)because は接続詞で、意味も「〜だから」で文脈に合います。(A)because of は前置詞なので S+V の前には使えません。「彼女は一生懸命勉強したので試験に受かった。」

Q3. 正解:(B)During

空所のうしろは the meeting(名詞)。名詞の前に置けるのは前置詞です。(B)During は前置詞で「〜の間」の意味。(A)While は接続詞なので S+V が必要。「会議中は携帯電話の電源を切ってください。」


まとめ

ポイント

内容

接続詞の役割

文(S+V)をつなぐ

前置詞の役割

名詞の前に置いて意味を加える

見分け方

うしろが S+V → 接続詞、名詞 → 前置詞

because vs because of

because + S+V / because of + 名詞

although vs despite

although + S+V / despite + 名詞

while vs during

while + S+V / during + 名詞

入試の解き方

まず空所のうしろの形を確認する

接続詞と前置詞の問題は、**「うしろの形を見る」**というたった1つのルールで解けます。紛らわしいペアも、接続詞=文、前置詞=名詞と整理すれば怖くありません。まずはこの記事の例文を声に出して読んで、感覚をつかんでいきましょう。


近大英語の文法問題を実際に解いてみたい方は、文法・語法ドリルで練習できます。

近大英語 スタートダッシュ診断を受ける(無料・5分)

近大英語の対策を始めよう

長文読解ドリル全25回分で、近大英語を完全攻略。

近大英語の詳細を見る →