ドリレオ

不定詞と動名詞の使い分けがわかる!to doと-ingの違いを徹底解説【初心者向け】

はじめに:不定詞と動名詞って何が違うの?

英語を勉強していると、こんな疑問にぶつかりませんか?

「to study と studying、どっちも『勉強すること』って意味じゃないの?」

その通り、どちらも日本語では**「〜すること」と訳せます。でも英語では、この2つはニュアンスが違います**。

  • to不定詞(to + 動詞の原形)これから先のこと・まだしていないこと
  • 動名詞(動詞の-ing形)すでにしていること・習慣的なこと

この感覚がわかると、「どっちを使えばいいの?」という迷いが一気になくなります。

この記事では、to不定詞の3つの用法から、動名詞との使い分け、入試に出る頻出パターンまでゼロから解説します。


1. to不定詞の3用法

to不定詞は 「to + 動詞の原形」 の形で、文の中で3つの役割を果たします。これを**「不定詞の3用法」**と呼びます。

(1)名詞的用法 ―「〜すること」

不定詞が名詞のように使われるパターンです。主語・目的語・補語になります。

To read books is fun. (本を読むことは楽しい。)

I want to travel abroad. (私は海外に旅行したい。=旅行することを望む)

My dream is to become a doctor. (私の夢は医者になることです。)

(2)形容詞的用法 ―「〜するための/〜すべき」

不定詞が名詞を修飾するパターンです。直前の名詞を後ろから説明します。

I need something to drink. (何か飲むものが必要です。)

I have a lot of homework to do. (やるべき宿題がたくさんある。)

She has no friends to talk to. (彼女には話す相手がいない。)

ポイントは 「名詞 + to do」 の形で、「〜するための(名詞)」と訳せることです。

(3)副詞的用法 ―「〜するために/〜して」

不定詞が動詞や形容詞を修飾するパターンです。目的や原因・理由を表します。

【目的】〜するために

I went to the library to study English. (英語を勉強するために図書館に行った。)

【原因・感情の理由】〜して

I'm glad to see you. (あなたに会えてうれしい。)

She was surprised to hear the news. (彼女はその知らせを聞いて驚いた。)


2. to不定詞の3用法の見分け方

入試では「この不定詞は何用法か?」と問われることがあります。見分け方はシンプルです。

用法

見分けのコツ

訳し方

名詞的用法

主語・目的語・補語になっている

「〜すること」

形容詞的用法

直前の名詞を修飾している

「〜するための」「〜すべき」

副詞的用法

動詞や形容詞を修飾している

「〜するために」「〜して」

迷ったときのコツ:不定詞を取り除いても文が成立すれば副詞的用法、直前に名詞があって修飾していれば形容詞的用法、それ以外は名詞的用法です。


3. 動名詞とは?

動名詞は 「動詞の-ing形」 で**「〜すること」**を表す表現です。名前の通り、動詞が名詞の役割を果たすものです。

動名詞の基本的な使い方

【主語として】

Swimming is good exercise. (泳ぐことはよい運動だ。)

Learning a new language takes time. (新しい言語を学ぶことは時間がかかる。)

【目的語として】

I enjoy playing tennis. (テニスをすることを楽しんでいる。)

She finished reading the book. (彼女はその本を読み終えた。)

【補語として】

My hobby is collecting stamps. (私の趣味は切手を集めることです。)

【前置詞の目的語として】

I'm interested in studying history. (歴史を勉強することに興味がある。)

Thank you for helping me. (手伝ってくれてありがとう。)

ここが大事なポイントです。前置詞のあとには動名詞しか使えません(to不定詞は不可)。

I'm good at cooking. (○) I'm good at to cook. (×)


4. to不定詞 vs 動名詞の使い分け

さて、ここからが一番大事なところです。

to不定詞と動名詞は、どちらも「〜すること」と訳せますが、根本的なニュアンスの違いがあります。

to不定詞

動名詞

イメージ

→(未来に向かう矢印)

○(今やっている・繰り返している)

ニュアンス

これからすること・未来志向

すでにしていること・過去・習慣

キーワード

意志・希望・計画・未来

経験・習慣・中断・回避

例文で比べてみよう

I want to study abroad. (留学したい。)→ まだしていない、これからの希望

I enjoy studying English. (英語を勉強することを楽しんでいる。)→ 今やっている習慣

He decided to quit his job. (仕事を辞めることを決めた。)→ これからの決断

He gave up smoking. (タバコを吸うことをやめた。)→ これまでの習慣を断つ

この 「未来 → to不定詞」「過去・習慣 → 動名詞」 という感覚をつかむことが、使い分けの第一歩です。


5. 不定詞だけを目的語にとる動詞

以下の動詞は to不定詞だけ を目的語にとります。動名詞は使えません。

動詞

意味

例文

want

〜したい

I want to be a teacher.

hope

〜を望む

I hope to see you again.

decide

〜を決める

She decided to study abroad.

expect

〜を期待する

I expect to finish by Friday.

plan

〜を計画する

We plan to visit Kyoto.

promise

〜を約束する

He promised to help me.

agree

〜に同意する

They agreed to meet at noon.

refuse

〜を断る

She refused to answer the question.

覚え方のコツ

これらの動詞に共通するのは**「未来・意志」のニュアンス**です。

  • want(〜したい)→ まだしていない
  • hope(望む)→ これからのこと
  • decide(決める)→ これからの行動を決める
  • promise(約束する)→ これからすることを約束

これからのことだから to不定詞」と覚えれば自然に理解できます。


6. 動名詞だけを目的語にとる動詞

以下の動詞は 動名詞だけ を目的語にとります。to不定詞は使えません。

メガフェプス(MEGAFEPS)で覚えよう!

入試で超頻出の語呂合わせです。動名詞だけをとる動詞の頭文字をつなげたものです。

頭文字

動詞

意味

例文

M

mind

〜を気にする

Do you mind opening the window?

E

enjoy

〜を楽しむ

I enjoy reading novels.

G

give up

〜をあきらめる

He gave up smoking.

A

avoid

〜を避ける

She avoided making mistakes.

F

finish

〜を終える

I finished writing the report.

E

escape

〜を免れる

He escaped being caught.

P

practice / put off

練習する/延期する

I practice speaking English.

S

stop

〜をやめる

Stop talking in class.

さらに覚えておきたい動名詞をとる動詞

動詞

意味

例文

deny

〜を否定する

He denied stealing the money.

consider

〜を考える

I'm considering changing jobs.

suggest

〜を提案する

She suggested going to the park.

admit

〜を認める

He admitted breaking the window.

postpone

〜を延期する

We postponed having the meeting.

覚え方のコツ

これらの動詞に共通するのは 「すでにしていること・過去・習慣に関わる」 ニュアンスです。

  • enjoy(楽しむ)→ 今やっていることを楽しむ
  • finish(終える)→ やっていたことが終わる
  • stop(やめる)→ やっていたことをやめる
  • deny(否定する)→ やったことを否定する

すでに起きていること・今していることだから動名詞」というイメージです。


7. 両方とれるが意味が変わる動詞

ここが入試の最頻出ポイントです。以下の動詞は、to不定詞と動名詞のどちらも目的語にとれますが、意味が変わります

remember

意味

例文

remember to do

(これから)〜することを覚えている

Remember to lock the door.(ドアに鍵をかけるのを忘れないで。)

remember -ing

(過去に)〜したことを覚えている

I remember locking the door.(ドアに鍵をかけたのを覚えている。)

forget

意味

例文

forget to do

(これから)〜することを忘れる

I forgot to bring my textbook.(教科書を持ってくるのを忘れた。)

forget -ing

(過去に)〜したことを忘れる

I'll never forget visiting Kyoto.(京都を訪れたことは忘れない。)

try

意味

例文

try to do

〜しようとする(努力)

I tried to open the door.(ドアを開けようとした。=開かなかった可能性あり)

try -ing

試しに〜してみる(実験)

I tried opening the door.(試しにドアを開けてみた。=実際に開けた)

stop

意味

例文

stop to do

〜するために立ち止まる

He stopped to smoke.(タバコを吸うために立ち止まった。)

stop -ing

〜することをやめる

He stopped smoking.(タバコを吸うのをやめた。)

stop は特に注意が必要です。stop to do の to do は副詞的用法(目的)であり、stop の目的語ではありません。stop -ing の -ing が目的語です。

共通するルール

すべてに共通する法則は同じです。

  • to doこれからすること(未来方向)
  • -ingすでにしたこと(過去方向)

この法則さえ押さえておけば、丸暗記しなくても判断できます。


8. 入試でよく出る!使い分けの見分け方

入試で不定詞・動名詞の問題が出たら、次の手順で判断しましょう。

チェックポイント

  1. 前置詞のあとか? → 前置詞のあとは動名詞のみ(to不定詞は不可)
  2. 動詞は何か? → 不定詞だけをとる動詞か、動名詞だけをとる動詞かチェック
  3. 両方とれる動詞なら、意味で判断 → 未来のこと?過去のこと?
  4. 主語の位置か? → 主語ではどちらも使えるが、動名詞のほうが一般的

練習問題

次の空所に入る語句を選んでみましょう。

Q1. She decided _____ a new car. (A)buying (B)to buy (C)buy (D)bought

Q2. I remember _____ this movie when I was a child. (A)to watch (B)watching (C)watch (D)watched

Q3. Would you mind _____ the window? (A)to open (B)opening (C)open (D)opened


解答と解説

Q1. 正解:(B)to buy

decide はto不定詞だけを目的語にとる動詞です。「これからの行動を決める」という未来志向のニュアンスがあるため、to buy が正解。「彼女は新しい車を買うことに決めた。」

Q2. 正解:(B)watching

remember -ing で「(過去に)〜したことを覚えている」の意味。when I was a child(子どものとき)という過去の話なので、watching が正解。「子どものときにこの映画を見たのを覚えている。」もし remember to watch なら「(これから)見ることを覚えている」という意味になり、文意が合いません。

Q3. 正解:(B)opening

mind は動名詞だけを目的語にとる動詞(メガフェプスの M)です。「Would you mind -ing?」で「〜していただけますか?」という定型表現。「窓を開けていただけますか?」


まとめ

ポイント

内容

to不定詞の3用法

名詞的(〜すること)・形容詞的(〜するための)・副詞的(〜するために)

動名詞の基本

動詞の-ing形で「〜すること」、前置詞のあとはこれだけ

使い分けの核心

to不定詞=未来志向、動名詞=過去・習慣

to不定詞のみの動詞

want, hope, decide, expect, plan, promise, agree, refuse

動名詞のみの動詞

メガフェプス(mind, enjoy, give up, avoid, finish, escape, practice, stop)

意味が変わる動詞

remember / forget / try / stop → to do は未来、-ing は過去

入試の鉄則

前置詞のあとは動名詞!動詞の種類を見極めよ!

不定詞と動名詞の使い分けは、「未来か過去か」というたった1つのイメージを軸に考えれば、ほとんどの問題は解けます。まずはこの記事の例文を繰り返し読んで、感覚をしっかり身につけていきましょう。


近大英語の文法問題を実際に解いてみたい方は、文法・語法ドリルで練習できます。

近大英語 スタートダッシュ診断を受ける(無料・5分)

近大英語の対策を始めよう

長文読解ドリル全25回分で、近大英語を完全攻略。

近大英語の詳細を見る →