近畿大学の英語入試は、60分・100点・41問・全問マークシートという明確な形式が毎年ほぼ固定されています。大問ごとに出題パターンと攻略のコツが異なるため、形式を熟知したうえで対策を進めることが合格への最短ルートです。この記事では、大問I〜VIIそれぞれの特徴と具体的な解き方を徹底解説します。
大問別 配点・目標時間・難易度一覧
大問 | 形式 | 問数 | 配点 | 目標時間 | 難易度 |
|---|---|---|---|---|---|
I | 会話文の空所補充 | 6問 | 12点 | 6分 | やや易〜標準 |
II | 中文の空所補充 | 6問 | 12点 | 5分 | 標準 |
III | 文法・語法 | 8問 | 16点 | 3〜4分 | 標準 |
IV | 同意文選択 | 4問 | 8点 | 6分 | 標準〜やや難 |
V | 語彙 | 5問 | 10点 | 3分 | やや易〜標準 |
VI | 語句整序 | 4問 | 16点 | 6分 | 標準〜やや難 |
VII | 長文読解 | 8問 | 26点 | 20〜25分 | 標準 |
各大問の攻略法
大問I|会話文の空所補充(6問・12点)
会話のやり取りを読み、空所に入る最適な表現を4択から選ぶ問題です。難易度はやや易〜標準で、ここをしっかり得点することが合格への土台になります。
- 本文と選択肢を正確に読む:会話の流れをざっくりではなく、1つひとつのセリフの意図まで把握する
- 空所の前後と次の発言に注目:空所の直後の相手の反応が最大のヒントになることが多い
- 指示語を必ずチェック:it / that / this / they が何を指しているか確認してから選択肢を選ぶ
大問II|中文の空所補充(6問・12点)
約150語の英文に6つの空所が設けられた問題で、近大の特色題のひとつです。単語・熟語・構文の総合力が問われます。
- 選択肢の品詞を最初に識別する:名詞・動詞・形容詞・副詞どれが空所に入るかを文構造から先に判断する
- 熟語・構文・動詞の語法を確認:空所前後のセットフレーズや前置詞のパターンに気づけるかが得点を分ける
- 前後の文脈で絞り込む:品詞が一致しても文意がおかしい場合は前後の内容と照らし合わせる
大問III|文法・語法(8問・16点)
短文の空所に適切な語を補う形式で、動詞と品詞が出題の中心です。8問・16点と配点が高いため、ここでの失点を最小限に抑えることが重要です。
- 問題文の意味を先に把握:文意がわかると選択肢の絞り込みが格段に速くなる
- 動詞問題か品詞問題かを見極める:動詞が絡む問題なら「文型・語法・熟語」を、名詞・形容詞・副詞が絡む問題なら「品詞・文構造」を意識して解く
- 根拠を持って選ぶ習慣をつける:なんとなく選ぶのではなく、ポイントを正確に意識できたかで差がつく
大問IV|同意文選択(4問・8点)
設問の英文と同じ意味の英文を4択から選ぶ問題で、こちらも近大の特色題です。熟語や構文の書き換えパターンを多く知っているほど有利になります。
- 設問の英文を正しく解釈することが最優先:熟語・構文が頻出のため、意味を取り違えると全問外れるリスクがある
- 消去法で選択肢を絞る:明らかに意味が異なるものを先に除外してから残りを比較する
- やや難の熟語は文脈と消去法で対応:見慣れない表現が出ても、消去法と前後の文脈を組み合わせれば正答を導ける場合が多い
大問V|語彙(5問・10点)
英語の定義文(a)と例文(b)が与えられ、それに対応する英単語を4択から選ぶ形式です。難易度はやや易〜標準で、短時間(目標3分)で得点できる大問です。
- 定義文(a)を正確に読む:答えは定義文の中にある。まず(a)だけを読んで答えを絞り込む
- 例文(b)は参考程度に使う:(a)だけで確信が持てないときに(b)を参照してダブルチェックする
大問VI|語句整序(4問・16点)
与えられた語句を並べ替えて正しい英文を作る問題です。4問で16点と1問あたりの配点が最も高い大問であり、ここの失点が合否に直結するケースも少なくありません。
- 標準レベルの熟語・構文を確実に押さえる:基本的な動詞句や慣用表現を正確に覚えているかが問われる
- 動詞の文型・語法を意識する:第2文型・第5文型、「V+A+前置詞+B」の形など、動詞ごとの文型パターンを把握する
- 品詞のルールを活用する:形容詞は名詞の前、副詞は動詞を修飾するなど、品詞の位置ルールで語順を絞る
- 日本語訳に頼りすぎない:英語のまま構造を組み立てる意識を持つ
- 前から解けなければ後ろから組み立てる:文末の形から逆算すると糸口がつかめることがある
大問VII|長文読解(8問・26点)
500〜600語の英文を読み、8問に答える大問です。配点は3点×6問+4点×2問=26点と全体の4分の1以上を占める最重要大問です。
問題のパターンは主に3種類です。
- A. 段落の内容に合うもの(または合わないもの)の選択
- B. 下線部の言い換えや指示内容の説明
- C. 本文全体の内容一致
- パラグラフを正確に・素早く読む:1段落ごとにトピックセンテンスを意識しながら読み進める
- 1文1文を設問と照合する:読み流しではなく、設問に関連する箇所を特定しながら読む
- 選択肢は本文の該当箇所と具体的に照らし合わせる:「なんとなく合っていそう」で選ぶと失点しやすい。必ず本文の根拠となる一文を特定してから解答する
まとめ:近大英語は「形式の熟知」が最大の武器
近大英語は毎年ほぼ同じ形式で出題されます。形式に慣れて各大問の攻略法を身につけることが、そのまま得点力の向上に直結します。特に配点の高い大問VI(16点)と大問VII(26点)で安定して得点できるかが合否の分かれ目です。
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