はじめに:近大英語の特徴を知ろう
近畿大学の英語入試は、試験時間60分・100点満点・完全マークシート式という形式です。大問は7題構成で、大問III(文法・語法)や大問IV(同意文選択)・大問VI(整序英作文)など、文法・語法の比重が高いのが特徴です。また、大問VII(長文読解)は500〜600語の英文が出題され、読解スピードも求められます。
難易度は共通テスト同等のやや易〜標準レベル。基礎〜標準的な力をしっかり身につければ十分に得点できる試験だからこそ、教材選びと使い方が合否を大きく左右します。
参考書選びの3つのポイント
- 基礎固め(春〜夏前):単語・熟語・文法の基礎知識を体系的にインプットする
- 演習(夏〜秋):長文読解や文法問題演習で、知識をアウトプットする力を鍛える
- 実戦(秋〜直前):近大の本番形式に近い問題で、時間配分・解き方の感覚を磨く
近大英語 おすすめ参考書・問題集 5選
1. システム英単語(駿台文庫)
受験単語帳の定番。収録語がミニマルフレーズとともに掲載されており、単語を文脈の中で覚えられます。近大レベルなら第1章〜第2章(約1,200語)を仕上げるだけで語彙系の設問は十分カバーできます。
こんな人に:単語帳をまだ1冊決めていない、語彙力をイチから固めたい人
使い方:1日50〜100語ペースで毎日回す。「即答できる」レベルを目標に。音声アプリ併用がおすすめ。
時期:春(4〜5月)から開始、夏前までに第2章を完成させる。
2. 速読英熟語(Z会)
短めのパッセージの中で熟語を覚えていく構成で、読解力と熟語力を同時に鍛えられるのが特長です。近大は大問IV(同意文選択)や大問VI(整序英作文)で熟語知識が直接問われるため、熟語帳は1冊やり切っておくことが重要です。
こんな人に:熟語が苦手、長文を読む練習も同時にしたい人
使い方:パッセージを音読しながら熟語の意味を確認。単語帳と並行して進める。
時期:春〜夏にかけて、夏前までに1周を目標に。
3. NextStage / Vintage
文法・語法・イディオム・会話表現を網羅した定番の問題集。左ページに問題・右ページに解説というレイアウトで、スキマ時間に問題→即解説の確認がしやすい構成です。近大の大問III(文法・語法)と大問VI(整序英作文)対策の中心教材になります。
こんな人に:文法の体系的な理解と問題演習を同時にやりたい人
使い方:近大頻出の「関係詞・準動詞・仮定法・比較」を優先。間違えた問題にチェックをつけ繰り返し解く。「なぜ正解か・なぜ誤りか」の根拠を言語化する習慣をつける。
時期:春から開始し秋以降も復習用として継続。
4. やっておきたい英語長文300・500(河合出版)
長文読解の演習書として定番のシリーズ。300語→500語とステップアップできる構成で、近大の長文(500〜600語)に近い分量の500を仕上げれば本番の読解スピードに近づけます。英文の質と解説の丁寧さに定評があります。
こんな人に:長文読解が苦手、読むスピードを上げたい人
使い方:まず「300」で精読練習、次に「500」で時間を計って解く。解いた後は必ず音読して英文をスムーズに読める状態まで仕上げる。
時期:夏(7〜8月)を中心に取り組む。夏明けまでに500を一通り終えるのが理想。
5. 近大英語 長文読解ドリル(ドリレオ)
近畿大学の英語入試に完全特化した問題集です。本番と同じ形式・分量で25回分の長文読解演習ができ、全問に詳しい解説と全文和訳が付いています。基礎と演習力を固めたあとの仕上げ教材として設計されています。
こんな人に:近大の本番形式の問題をたくさん解いて実戦力を仕上げたい人
使い方:時間を計って本番と同じ条件で解く。全文和訳と照らし合わせて「読めた部分・読めなかった部分」を明確にする。25回分をこなすことで近大長文のクセや頻出テーマへの対応力が身につく。
時期:秋(10月〜)以降の実戦期から直前期にかけて集中的に取り組む。
時期別・学習の進め方まとめ
- 春(4〜6月)基礎固め期:システム英単語・速読英熟語・NextStage を並行スタート
- 夏(7〜8月)演習期:文法問題集を復習しつつ、やっておきたい長文300→500に取り組む
- 秋〜直前(10〜1月)実戦期:ドリレオの近大英語ドリルで本番形式の演習を積む。弱点をNextStageで都度復習
まず自分の弱点を知ることが近道
参考書を選ぶ前に、自分が近大英語のどの分野が苦手かを把握することが効率的な学習の第一歩です。ドリレオの無料診断クイズで、大問別の実力を5分でチェックできます。
まとめ
近大英語は基礎〜標準レベルの力を積み上げれば十分に攻略できる試験です。今回紹介した5冊を時期に合わせて使い分け、語彙・文法・長文読解をバランスよく鍛えましょう。
